かつては日用品だった、インク瓶に入った万年筆インク。今ではなかなか目にすることも少ないかもしれませんが、カキモリでは今だからこそ使いたい大切な書く道具として考えています。そして瓶もインクも、日本でものづくりを行うターナーさんや山村製壜所さんと共に、こだわってオリジナルのものを作りました。

こちらの記事では、そんな万年筆インクをはじめて使う方でも安心してお使いいただけるよう、使い方や楽しみ方についてお伝えします。
カキモリの万年筆インク
万年筆用のインクは、一般に水性インクです。そしてカキモリのインクは、水性の中でも耐水性や耐光性を持つ「顔料インク」と呼ばれる性質のインク。その特殊な性質のおかげで、顔料インクで書いた線に、水彩絵の具などで重ね塗りをしても滲まず、絵を描くのにも使いやすいといわれています。

上)カキモリの顔料インク / 下)一般的な万年筆インクである「染料インク」
それから「万年筆用インク」と呼びつつも、実際には万年筆だけでなく、色々なペンにも使うことができる優れもの。そしてペンに使うだけでなく、カキモリスタッフの名刺は小口染めをしており、実はそれにもスタッフそれぞれが作ったオリジナルインクが使われています。こうしてアイデア次第で色々な使い方が楽しめるのも、瓶に入っているインクならでは。

自分で作った色で染めている名刺。名前以外にも個性を表現できると、スタッフみんな楽しんで染めています。
色を選ぶ・作る
カキモリの商品では、2つのシリーズをご用意しています。
「Kakimori colour」は、カキモリ定番の10色。オノマトペをイメージして作った、ニュアンスのある色が揃っています。「Inkstand colour」は、混ぜることを考えて作られた14色。鮮やかで原色のような色合いです。
また、さらにこだわりたい方向けに、色を薄めることのできる「うすめ液」や、きらめきをつけられる「パール液」など、アレンジが楽しめるオプションもお楽しみいただけます。

好きなインクに足すと淡い色がつくれる「うすめ液」。万年筆に入れることもできる透明のインクです。
「こんな色が欲しい」「誰も持っていない色が作りたい」という方は、インクスタンドへ。店頭やオンラインストアで、オリジナルインクをオーダーいただくことができます。
ペンを選ぶ
定番の万年筆や、万年筆インクが使えるボールペン「ローラーボール」など、さまざまな種類やデザインがある中から、使い道に合わせて好きなものを選んでみましょう。
また、ペンにインクをつけて楽しむ「つけペン」もおすすめです。つけペンは水ですすぐだけで色の切り替えができるので、一度に複数の色を楽しむことができます。

インクが使えるペンの一覧。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
書きはじめる前に
ペンを選んだらノートや手紙など、好きなものに書き始めていただけますが、その際に滲みづらい紙を選ぶこともきれいに書くためのコツです。
カキモリのノートやレターはインクに相性の良いものを選んでいますが、お持ちのものに書きたい場合は、一度試し書きをしてみることをおすすめします。

A5 notebook や Mini note に使っている「メヌエット」。ハリがあり、インクの色がきれいに映える紙です。
もっと楽しく
お気に入りの1色に加えて、何色か揃えると、さらに世界が広がります。色を混ぜ合わせて別の色を作ることができ、絵の具のように楽しむことができます。

絵の具のように使えば、絵を描くことも。描き方はこちらの記事で紹介をしています。
色々な使い方ができ、色々なペンと楽しめる万年筆インク。気になった方は、色選びから始めてみてくださいね。