言葉にひたり、言葉を綴るホテルに文箱を


蔵前にあるお店や世界中に広がった取扱先の数々で、試してご購入いただくことができるカキモリの製品。この度、新たにカキモリの道具と「泊まる」体験ができる場所が増えました。その場所とは、三重県伊賀市にある「泊船」というブティックホテルです。



泊船は、かつて市庁舎としてまちを支え、市指定文化財でもある旧上野市庁舎が、新たな役割に生まれ変わったホテル。ル・コルビジェに師事していた坂倉準三による特徴的な建物がシンボルとなっています。



この素晴らしいプロジェクトにお声がけいただき、カキモリは客室に備えられる文箱を制作させていただくことになりました。

「泊船」という名前は、この建物の1階に開館予定の図書館の上にあることから、このホテルが “言葉の湖(うみ)に浮かぶ船” のように感じられたことから名付けたのだそう。ゆったり言葉と向き合う時間が流れる、そんな詩的な空間にふさわしい道具として、カキモリを選んでいただけたことは、とても嬉しく感じたことでした。

名建築の中で使うのに相応しい文箱は、一から設計をすることに。
実は兼ねてからオリジナルで文箱をつくる話は何度か上がっており、この機会にこれまでの企画で溜めてきたアイディアや設計を、このプロジェクトに活かすことにしました。
デザイナーの小泉誠さんと素材から形、機能を改めて考え直し、レタートレイには栗を、ペントレイには山桜を選びました。この2つの樹種が生み出す自然のツートーンが、シンプルながらも個性の光る仕上がりに。A5 writing tray と名付けて商品化も行い、カキモリのお客さまにもご購入いただけるようにしました。


@ hiroaki tanooka

トレイに収まっている便箋と封筒も、今回一緒に作ったオリジナルのもの。そしてペンはカキモリオリジナルの Frost - ローラーボールを選んでいただき、こうしてトレイ・レターセット・ローラーボールの3点が組み合わさり、客室に備えるための文箱が完成しました。宿泊する方は便箋を持ち帰ることができるほか、どれも泊船のギフトショップで購入いただくこともできます。

泊船のコンセプトでもある「本を手に、言葉の湖に漂いながら、静かに泊まる」ことにそっと寄り添ってくれる文箱。かつて市長が机に向かっていた部屋が、今は旅人のためのスイートルームとなり、窓の外には伊賀の城下町。そんな静かな風景の中で、ペンを手にとる時間に、カキモリの道具を使っていただけることに、ものづくりの喜びをあらためて感じます。

伊賀という文化の地に、新たな知と憩いの拠点として生まれ変わる「泊船」。この場所を訪れる方々にとって、カキモリの文箱が旅の特別な記憶のひとつとなっていくことを願っています。


@ hiroaki tanooka

泊船(はくせん)
https://hakusen-iga.com/
(2026年春に公共図書館も開館予定)

●メディア共有
https://drive.google.com/drive/folders/1_3d9UKUqHjviHbhyYXZHX2v5TOXr7qGB?usp=sharing
●文箱使用写真
https://drive.google.com/drive/folders/1XVGzTy58-Go3kzkB1XnBlyLpfkRwd467?usp=sharing
【クレジット表記:hiroaki tanooka】



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