作り手から、書き人たちへ。ものづくりをする作家さんたちが生み出す、「書く」にまつわる道具たち。今回は、Shoko Yamazaki さんに作っていただいたガラスペンとマドラーをご紹介します。

Shoko Yamazaki さんは、カキモリとはもう5年以上のお付き合いのあるガラス作家さん。ガラスペンやペンレストなどの書くためのアイテムを中心に、風鈴やチャームなども制作されています。

山﨑さんのガラスペンの魅力は、ぽちぽちと可愛らしくついている小さな丸の飾りや、ガラスの綺麗な色がゆらゆらと踊るようなデザインの軸など、シンプルな形の中に様々な見どころが詰まっているところ。山﨑さんのガラスペンを目掛けてカキモリの店頭にわざわざいらっしゃるお客さまもいるほどです。
そんな山﨑さんに今回、初めてカキモリ限定デザインのガラスペンを制作いただきました。
山﨑さんが大切にされているというガラスの「澄んだ透明感」に、カキモリのエッセンスを加えてくださり、クラシックなようで個性的な、美しいガラスペンとマドラーを届けてくれました。ひとつひとつご紹介していきます。
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カキモリのくるくると円を書くようなロゴをイメージして作っていただいたデザイン。一滴のインクが軸の中を流れていくようにも見えます。落ち着いた濃紺の色味は、カキモリの定番色「06 とっぷり」をイメージしてくださったのだとか。
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カキモリのお店で特徴的なヘリンボーン柄をデザインに落とし込んだ1本。色々な試行錯誤を経て、山﨑さんらしい色合いの柄に仕上げていただきました。普段より少し短く太めの軸で、程よい重みが安定感を与えてくれる書き心地です。
muddler


Inkstand で使用しているガラス棒から着想を得て、山﨑さんのオリジナルデザインに仕上げたガラス製のマドラー。絵の具のようにインク同士を混ぜ合わせるのにぴったりの道具です。先端についたぽちぽちしたデザインが、見ているだけで和やかな気持ちにしてくれます。
山﨑さんが特別に作ってくださったガラスペンとマドラーはどれも、ガラスのしなやかな素材感と、凛とした透明感のある作品です。カキモリのインクや道具と一緒に書いたり色を作ったり、特別な時間を過ごしていただけたら嬉しいです。