今回は、店頭スタッフでありながら、商品撮影や WEB・SNS のコンテンツ制作などもしているNさんの書く時間をご紹介します。美術館やギャラリーへ行くのが好きで、気になる展示へ足を運ぶたびに残しているという記録ノートを見せてもらいました。

もちもの
- A5 notebook
- Moleskine Pocket
- Frost - ローラーボール
- LAMY studio Lx allblack 万年筆
- Durable Pencil
- SIWA ペンケース スリム
- Inkstand colour - Meteorite
- 美術館のチケットやパンフレット
展示を見る際にいつも持って行くノートは、モレスキンの「ポケット」。
小さめで持ち運びにちょうど良いサイズ感に加えて、硬い表紙のおかげで立ったままでも筆記ができるところが良いところ。また長年販売している商品なので廃番の心配が少なく、アーカイブしていくのにはぴったりで、ノートをつけ始めた頃から何年も同じものを使っているのだといいます。裏表紙の内側にポケットがあるところも、お気に入りのポイントです。

美術館やギャラリーでは万年筆などの筆記具が使えないため、館内での筆記には鉛筆を。この鉛筆は少し特殊で、削る必要がなく使い続けられる「デュラブルペンシル」というもの。通常の鉛筆と比べると少し薄めですが、HB鉛筆1本分の35倍以上も長く書くことができる優れもので、削らずに長期間使い続けられるところが便利で気に入っているそう。
このノートと鉛筆のセットで、展示を見ながら、作家さんや作品についてのコメントや疑問に思ったことを、その場で走り書きや箇条書きでメモのように書き残しています。

展示をたっぷり楽しんだあと、今度は家でもう1冊のノートの出番です。ノートやパンフレットにメモしてきたことを参考に、今度は清書のように丁寧にまとめていきます。このノートには展示の感想や考察、他の鑑賞者の方の様子などを、記憶とメモを整理しながら綴っています。
使っているのは、ファッションブランド Aseedonclöud の生地をあしらった A5 notebook。自由にレイアウトを組める方眼紙を活かして、細かな文字で文章を書きつつ、絵も織り交ぜながら、ページを埋めていきます。


A5 notebook - Aseedonclöud(販売終了)
この時に愛用している筆記具は、LAMY studio の万年筆と、カキモリオリジナルの Frost ローラーボール。そこにデュラブルペンシルも加わり、SIWAのペンケースにこの3本が収まります。ペンケースはとても丈夫で、使えば使うほど柔らかく馴染み、育てる楽しさを感じているのだそう。

上から ー SIWA ペンケース/LAMY studio 万年筆/Frost - ローラーボール/デュラブルペンシル
デザインも良く、使い心地も気に入っているという LAMY studio。キャップをお尻につけた時にもストレスなく書け、長さや重さのバランスが良い万年筆です。使うたびに気分も高まるのだとか。
ローラーボールは気軽に使いたい時に、万年筆は力をかけずに書けるため長時間書く時にと、その場の気分や書きたいことによって自然に使い分けをしているそうです。

LAMY studio Lx allblack 万年筆
万年筆に入れているインクは Inkstand colour の Meteorite。黒すぎず、ほどよい色味のグレーは、そのまま使うのもおすすめ。カキモリスタッフの間でも人気の色です。

Inkstand colour - Meteorite
使う用途に合わせた2冊のノートと、その時の気分や書く分量によって選ぶ2本の筆記具。好きな展示鑑賞をさらに楽しむために、Nさんが工夫して選んだ書く道具です。
会期があり、常設ではないことが多い美術館やギャラリーの展示。ずっと空間に残るものではないからこそ、Nさんのように文字や絵と共に記録に残していけば、その体験はより豊かなものに昇華されていくのかもしれません。

Frost - ローラーボール
記事内の商品では一部取り扱いのないものもございますが、書く道具を選ぶ参考にしていただけたら嬉しいです。
・取り扱いのないもの:モレスキン、SIWAペンケース
・店頭のみの取り扱い:デュラブルペンシル