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これまでもASEEDONCLÖUDの過去コレクションの生地のハギレをノートにしてきました。今回は洋服と同時期にリリースします。2022年秋冬コレクション「kiokushi」は、書くことにまつわる物語。カキモリとの親和性が高いことから、生地をノートに仕立てたいとお声掛けいただき実現しました。
「kiokushi」のコンセプト、それぞれのデザインの物語や特徴をご紹介します。
▶︎ ASEEDONCLÖUD collection
『kiokushi』
所有欲から解放され移動しながら豊かな生活を送る人々がいる。そんな彼らが特別な日や場所を思い出したい時に向かうのが、記憶の保管庫。思い出の品々はいつどこにあったものか記された地図と共に保管されています。地図を手掛かりに思い出の地を訪れ、また移動生活を送るのです。今回は、各地に落とされた記憶を丁寧に紡ぎ記憶の地図を描く職人のお話です。
「Hiraeth map print」
記憶の地図職人たちが、開拓した場所を記した地図をプリントしています。位置情報を星座で確認して地図を作っているので、地名は全て星の名前。夏に開拓した地名は逆さ文字になっていたり、それぞれお気に入りの場所に自分の名前の地名を付けていたりします。
「Constellation cloth」
ゴブラン織で作った星座の生地を表現しました。今回の主人公達は人々の記憶の地図を、移動の際は丸めて持ち運べる織物を使って残していたのだと思います。星座を見ながら位置を確認して地図を作る際、位置感覚がわかるように星座のモチーフになっている動物で織られています。
「Zephyros stripe」
主人公ゼピュロスが纏っているシャツ生地。主人公が着続けた使用感と鮮やかなストライプが特徴です。
「Hiraeth wool chambray」
主人公達が馬に乗る際に着用していた織物としてシャンブレーという素材を使用。今では、ミリタリーの印象が強い素材ですが、語源であるフランス北部のCambraiでは、聖職者の衣類などに使われていました。光の当たり方によって見え方が変わる玉虫色のような光沢感が、上品を醸し出しています。
「Kiokushi check cloth」
ガンクラブチェックというイギリスの狩猟クラブで着用されたことが由来の、二色以上を使った格子柄。馬というキーワードから、主人公が着ているチェック柄を想像したときに一番最初に浮かんだ柄です。
「Hiraeth wool heringboneBeige」
イギリスで1800年代から続くmoon社による生地。生地の染色・紡績・仕上げまでの工程を一つの敷地内で一貫して行われている特別なものです。国内の生地屋では出せないような、多彩な色が混ざり合った奥行きのある色目が特徴です。
kiokushiコレクション以外の表紙も同時発売いたします。
「Bird's nest」
ハンカチ用に作られた生地です。ある鳥が山中から美しいと思ったものを自分の巣の周りに集めた様を表現。しかし、その中には人間が山に捨てていった物も含まれています。値段で物の価値を判断しないこと、人間と山の関係性を表した柄です。
「Immunity cloth」
chiffonnierとして道具を拾い集めては研究をする少年が主人公。ランタン・泥・太陽の光など自然の力のみで染色する「泥染め」。天然植物から取れる色落ち止めを繰り返した後、天気の良い日に手作業で鉄分の多い泥を塗布します。天日で乾燥させ、巻反し部屋で約半年寝かせる大変手間のかかっている素材です。デニムと同じように摩擦、日焼け、色落ちがありますが、育てる生地として楽しんでいただけます。
A5 notebook - ASEEDONCLÖUD
価格:3,300〜3,960円
発売日:2022年10月18日*
*「Constellation cloth」「Kiokushi check cloth」「Hiraeth wool heringboneBeige」は予約販売です。11月初旬から順次発送いたします
プレスリリースはこちらからご覧いただけます。