9th November 2021…

kakimori

人も、道具も。
同じ時間を生きている。

書く豊かさのために生まれる道具だから、
使い続ける豊かさも届けていきたい。

人のそばで
古びていける道具は幸せだ。

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New Products Debut!

カキモリから、新しい書く道具が誕生しました。自分たちが心から使いたいと思える道具を追い求め、ガラスのインクボトル、ペンレスト、ペン先とペン軸を作りました。どれも書く人とともに豊かな時間を積み重ね、いつしか素敵な古道具となれるような飽きのこない道具です。シンプルだけれどもどこかユニークで、カキモリらしさを感じられる仕上がりになりました。私たちの考える“たのしく書く道具の定番”、いわばカキモリの〈ベーシック〉をどうぞおたのしみくださいませ。

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  • Dip pen
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Pigment ink

インク Designed by Makoto Koizumi

使い続けられ、いつしか古びていく。カキモリが作りたいのは、書く人にいつまでも寄り添えるそんな道具です。ともに書いてきた時間が表情の一部となり、自分だけの仕様になっていく。シンプルだけれど、どこかたのしさや愛おしさがあるガラスのインクボトルが出来上がりました。書くときに少しもストレスを感じさせない。たのしく書く始まりにふさわしいインクボトルです。

Feature #1

ぽたりと垂らしたガラスの液体が、雫のまま自然と固まったような造形。インクを注ぐと、雫のガラスと一体となって溶け合うようなデザインです。重心がしっかりしているので倒れにくいのもうれしいポイント。

Feature #2

繊細なペン先がぶつかりにくい20mmの口径。8°に傾けることにより、ペン先が入れやすいよう工夫しました。底が浅いのでペン軸を汚しにくく、コンバーターでも直接吸い切れます。

Feature #3

ボトルを振るときにも無理なく手のひらで包み込めるサイズ感。35mlのインクが入る容量です。

Options

オプションでキャップを選べ、インクボトルを自分の好きな仕様に変えられます。*キャップの通常仕様は、プラスチック製です。

山桜
アルミニウム
Ink colour variations
01 ぽっ
きっと、心のどこかにしまっていた色。触れたくても触れられなかったあの子の、赤く染まった頬の色。
02 とろり
あったかいオムレツにサッとナイフを入れた瞬間のような、わくわくした気持ちをいつでも味わえる色。
03 ととと
とっておきのロゼワインは、色も、グラスに注ぐ音もご馳走のうち。記念日のメッセージや、日常の彩りに。
04 からり
どこまでも晴れ渡った空のように、すがすがしく。この青が手元にあればきっと、心に晴れ間がのぞきます。
05 くるん
植物のつるの先がくるんと巻いて、なにかをつかもうとしています。落ち着きのなかに生命力がみなぎる緑。
06 とっぷり
とっぷり暮れた夜の空、目をこらせば星が見えるかもしれません。一日を振り返りたくなる、穏やかな色。
07 そよ
うんと昔、奈良時代の人たちも大好きだった言葉「そよ」。心にもそよ風が渡るような、軽やかな風の色。
08 ざぶん
波の音が聴こえてきそうな海の色。濃く青く、紙の上を走りながら、大切な思い出を呼び覚ましてくれます。
09 むくり
冬眠していた熊が目を覚まし、まず目にするのは、肌に馴染んだ赤土の色。新しい季節の訪れを知らせる色。
10 ことん
聴こえてくるのは、インクの瓶を置く小さな音だけ。そんな夜のしじま、心穏やかにペンを走らせたいときに。

カラーバリエーション

色と言葉で遊んだカキモリのオリジナルインクたち。ぽたりぽたりとおしゃべりしているかのようにたのしい色の世界をおたのしみください。
*ここにない色は、オーダーインクにてお作りいただけます。

Point

  • ターナー色彩と共同開発し、少しずつ改良し続けてきた顔料インク。色を混ぜられて、ペン先に詰まりにくいのが特徴です。
  • 日常的に使って数年で使い切れる程よい35mlの容量。
  • 耐光性と耐水性に優れ、雨でもにじみにくい。書いた言葉がずっと残ります。
  • 洗浄液を用いることで、乾いて固まってしまってもペン先を洗浄できます。
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Dip pen

つけペン

書く機会が減り、書くことが少し特別なことになった今の時代。書きたいときに必要な分だけインクをつけてたのしめるつけペンこそ、これからのスタンダードアイテムでは?と考えました。さらには、使いたいペン先に切り替えることで好きなペン軸を使い続けられる…そんな道具が出来たなら。これからの時代にあったつけペンが出来上がりました。

Glass nib

もっと気軽に使えるガラスペンを作れないだろうか? その問いから生まれたペン先。ガラス作家が一本ずつ手作業で作ることで、うっとりするほど柔らかな書き心地を実現。

Metal nib

Designed by Yuto Yamazaki

ガラスペンより丈夫で手軽なペン先を。という願いが、金属製のペン先を生みました。先端に丸みをもたせ、丹念に研磨することにより、 金属とは思えないほど滑らかな書き味に。

Pen nib

定番のGペンのようですが、ペンポイントにイリジウムという小さな玉を装着することで万年筆と同じくらいの書き心地へ。書き味が変わりにくいペンポイントの耐久性も魅力です。

Point

  • どのペン先も、自分の好きなペン軸で使えるワールドスタンダードな設計。
左から、山桜、アルミニウム、藍染、漆塗

ペン軸 Designed by Makoto Koizumi

10年後も、その先も使い続けたいと思えるペン軸を作るために、手も心も喜ぶものを追求しました。いつまでも愛着をもてる素材、握って収まりのいい太さや形。長さは鉛筆と同じ7インチ。初めて握った瞬間から手にしっくり馴染みます。世界中のいろいろなペン先が付け替えできる規格のアタッチメントを採用しているので、どんな書く気分にも寄り添い、書く人とともに豊かな時間を積み重ねていきます。

木製ペン軸 山桜/漆塗/藍染

木をそのまま触っているような手触り。山桜は経年変化で赤みが濃くなるのが特徴です。自分だけの木軸の変化をおたのしみください。使い込むほど艶が増す漆塗り。木目の美しさを残した奥行の感じる藍染もご用意しました。

金属製ペン軸 アルミニウム

木製のペン軸のデザインをそのままに、アルミニウムの削り出しの軸を作りました。見た目よりもずっと軽く、気持ちの良い重量感です。手作業でヤスリがけすることで、金属なのに柔らかな風合いです。

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Pen rest

ペンレスト Designed by Makoto Koizumi

ふと手をとめて、ペンを置く。書く人がひと息つくその時間にやさしく寄り添うペンレスト。どんなペンとも馴染み、ペンを無造作に置いても大丈夫。机の上にすんなりと溶け込み、そこにあることがうれしく感じられる形です。インクボトルと並んだときに、良いコンビネーションを発揮します。

Feature #1

ペンを置いていないときも目をたのしませる彫刻的なフォルム。非対称にゆったりとカーブした形状は、ペンの置きやすさ、取りやすさを兼ね備えます。

Feature #2

ペンが転がって机がインクで汚れたり、ペン先が欠けたりすることを防ぐために安定感を追求。細めのペンなら2、3本無理なく置くことができます。

Feature #3

机の上で主張しすぎない、手のひらにちょこんと収まる程よいサイズ感です。山桜の素材感をたのしめながらも、汚れづらい加工を施しています。

Special Feature
デスクに華やかさを添える漆塗り。インクボトルのキャップやペンレスト、ペン軸のオプションで選べます。

バリエーション

山桜
漆塗
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Designers

Designers

小泉誠

Ink bottle / Dip pen / Pen rest
Designed by Makoto Koizumi

これまで家具を中心としたものづくりをしてきましたが、「使い続けられて古道具になってほしい」と願って作るのが僕の基本的なスタンスです。カキモリも、書く道具に対して同じような想いをもたれているように感じました。古くなったら捨てられるモノづくりが主流の社会において、使い続けられているものはすごいと思う。今回の新商品の開発でも、同じ考えで取り組んでいます。使い続けられるためには、機能が十分であることが大切。多くもなく、少なくもなく。また、情緒的でもあることも必要です。見た目の美しさはもちろん、どこかたのしさがあり、愛着が湧く。だから心に残る。心を作っていく。カキモリらしさとは何だろう? ということを繰り返し考えながら作っています。

1960年東京生まれ。デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年Koizumi Studio設立。2003年にデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインを手がけ、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。2015年には「一般社団法人わざわ座」を立ち上げ、手仕事の復権を目指す活動を開始。武蔵野美術大学名誉教授。2012年毎日デザイン賞受賞。2015年日本クラフト展大賞。

山崎勇人

Metal nib
Designed by Yuto Yamazaki

1981年生まれ。東京デザイン専門学校卒。製造メーカーでエンジニアとしての経験を経て、2011年渡伊。2012年に帰国し「ALLOY」を設立。「すべてを結びつける」をコンセプトにデザインとエンジニアリングの2つの要素を組合せ、様々な素材を用いたニッチなものづくりを展開。

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